1か月お湯で食器を洗った場合と、水で洗った場合だとどのくらい光熱費に差が出る?

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食器を洗う際に「お湯」を使うか「水」を使うかは、光熱費に大きな影響を与えます。光熱費を節約するためには、どちらの方法が有効なのかを知ることが大切です。この記事では、お湯と水を使った場合の光熱費の違いを詳しく比較し、それぞれのメリットとデメリットについて説明します。


お湯で食器を洗った場合の光熱費

お湯の使用条件とコスト

お湯を使用して食器を洗うと、湯沸かしにエネルギーが必要です。一般家庭で使用されるお湯の温度は40度前後が一般的です。この温度のお湯を使うことで、油汚れが落ちやすくなり、洗浄作業がスムーズに進みますが、その分エネルギー消費も増えます。

  • 1回あたりの使用量
    通常、1回の洗浄に使用するお湯の量は約20リットル。
  • 月間使用量と光熱費
    1日1回、30日間お湯を使った場合、600リットルの温水を使用します。これをガスで沸かした場合、月の光熱費は約2,000円~3,000円、電気温水器を使用する場合はさらに高額になる可能性があります。

お湯の使用による効果と注意点

お湯を使うことで、特に油汚れを含む食器が素早くきれいになります。また、汚れがしっかり落ちることで、洗剤の使用量を減らすことも可能です。しかし、光熱費が高くなる点や、日常的に使用することで環境への負担が増えることを考慮する必要があります。


水で食器を洗った場合のコスト

水の使用条件と水道料金

水のみを使って食器を洗う場合、光熱費は発生しません。主に発生するのは水道料金だけです。

  • 1回あたりの使用量
    水で洗う場合も同様に約20リットルを使用します。
  • 月間使用量とコスト
    1か月に600リットルの水を使用したとしても、水道料金は200円から300円程度です。

水の使用による効果と注意点

水を使用することで光熱費を削減できますが、冷たい水で油汚れを落とすのは時間がかかります。そのため、場合によっては洗剤の使用量が増えたり、洗い直しが必要になったりすることがあります。こうした点を踏まえると、水での洗浄は光熱費の節約には優れていますが、効率性に課題がある場合もあります。


お湯と水の光熱費比較

お湯と水の光熱費の差を以下にまとめました。

使用条件お湯で洗う場合水で洗う場合
使用水量20リットル/回 × 30日間20リットル/回 × 30日間
光熱費(月額)約2,000円~3,000円0円
水道料金(月額)約200円~300円約200円~300円
合計コスト約2,200円~3,300円約200円~300円

これを見ると、光熱費の面では水を使って洗う方が圧倒的に経済的であることがわかります。


まとめ

お湯と水を使って食器を洗う場合のコストの差はかなり大きく、お湯を使うと1か月で約2,200円~3,300円の光熱費がかかります。一方で水だけで洗う場合、月々のコストは200円~300円に抑えることができます。経済的な観点からは、水での洗浄が明らかに有利ですが、効率や洗浄力の観点からはお湯の利点も捨てがたいものです。

自分のライフスタイルや家族構成に合わせて、お湯と水をうまく使い分けることで、経済的でありながら快適な家事の負担軽減が図れるでしょう。光熱費を抑えたいときには、基本的に水で洗い、必要に応じてお湯を使うことがバランスの良い選択です。例えば、週末の時間があるときは水でじっくり洗い、平日など忙しいときはお湯を使うなど、使い分けの工夫でさらに効率化が可能です。

このように日常の小さな工夫が、年間を通じた光熱費の削減につながり、環境にも優しい選択になることを心に留めておきましょう。

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