HOME4Uとイエウールの特長をわかりやすく比較!不動産一括査定サービスの違いとは

監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

不動産を売却するときに役立つのが 一括査定サービス です。その中でも人気が高いのが「HOME4U」と「イエウール」です。しかし両者には提携会社数や特徴に違いがあり、どちらを選ぶかによって売却の進め方や結果に影響します。本記事では 両サービスの強みと違いを比較 し、自分に合ったサービス選びをサポートします。

HOME4Uとは

HOME4UはNTTデータグループが2001年に開始した 日本初の不動産一括査定サービス です。20年以上の運営実績を持ち、長く利用されてきたことから 安心感と信頼性 が高いと評価されています。

  • 提携している不動産会社は全国で約1800社
  • 大手から地域密着型まで幅広く網羅
  • マンション、戸建て、土地、事業用不動産、相続物件に対応

大手企業のグループが運営しているため 個人情報管理の体制が厳格 であり、初めて不動産を売却する人やセキュリティ面を重視する人に適しています。


イエウールとは

イエウールは2014年に開始されたサービスで、短期間で急成長を遂げています。利用者数は1000万人以上、提携不動産会社は2100社以上と業界最大級の規模を誇ります。

  • 地方の物件に強く、大都市圏以外でも査定先が豊富
  • 戸建てやマンション、土地だけでなく農地や工場跡地にも対応
  • AIが最適な会社を自動選定 し、効率的に査定依頼が可能

「とにかく多くの査定結果を比較したい」「地方の不動産を売却したい」という人に向いています。


HOME4Uとイエウールの基本比較

項目HOME4Uイエウール
運営会社NTTデータグループSpeee(不動産テック企業)
サービス開始2001年2014年
提携会社数約1800社約2100社
強み信頼性・安心感地方の強さ・査定数の多さ
利用者層初めて売却する人多くの査定を比較したい人

利用の流れ

不動産一括査定の流れは両サービス共通で、次のように進みます。

手順内容所要時間
1公式サイトにアクセスし、物件情報を入力約5分
2提携会社が自動的に選定される即時〜数分
3各社から査定結果の連絡が届く1〜3日
4査定額や対応を比較し、依頼する会社を決定数日〜数週間

HOME4Uは対応が丁寧で安心感がある のに対し、イエウールは提携数が多く幅広い選択肢が得られる 点が大きな違いです。


利用時の注意点

便利なサービスですが、利用する際には以下の注意が必要です。

注意点詳細対策
査定額はあくまで目安実際の売却価格と差が出ることもある複数社を比較し、平均値を参考にする
電話が多くかかってくる場合がある複数社に依頼すると一度に連絡が集中事前にメール希望と伝える
地域によって対応に差がある都市部と地方で得意な会社が異なる自分の物件に強い会社を見極める

査定額だけで判断せず、担当者の対応や実績も重視することが成功のポイント です。


利用者の口コミ傾向

実際の利用者の声を見てみると、それぞれに評価の傾向が現れています。

サービス名良い口コミ改善点の口コミ
HOME4U「大手の安心感がある」「担当者の説明が丁寧」「提携数がイエウールより少ない」
イエウール「査定結果が多く比較しやすい」「地方物件でも対応できた」「連絡が多すぎて煩雑」

口コミからも分かるように、HOME4Uは安心感、イエウールは選択肢の多さで支持を集めています。


どちらを選ぶべきか

  • 初めての不動産売却で不安がある人 → HOME4U
    信頼性と長年の実績があるため、安心して利用可能です。
  • 多くの査定を比較して条件を有利にしたい人 → イエウール
    提携数が多く、地方の物件でも幅広い選択肢が得られます。

場合によっては両方を併用するのも有効です。査定結果をより多角的に比較でき、売却価格や条件を納得のいく形で決めやすくなります。


まとめ

HOME4Uとイエウールは、どちらも不動産売却を効率化できる便利なサービスですが、特徴は大きく異なります。

  • HOME4Uは信頼性・安心感を重視する人に向いている
  • イエウールは査定数の多さや地方対応を求める人に適している

自分の状況に合わせて使い分けることで、より納得のいく不動産売却につながるでしょう。

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